禁煙ファシズム [その他]
私は基本的にはタバコを吸わないのですが、でもタバコを吸うという文化自体は否定しないです。
あ、高校生が吸うのは絶対NGですけどね。
でも禁煙ファシストたちは、過去の人々がタバコを吸っているのも気に入らないらしく、そうした過去の抹殺に余念がないようです。
自分と異なる文化、意見を持つ人々を抹殺するなんて、以前にも紹介したソ連(レーニンの隣のトロッキーを消した)や中国(天安門から四人組を消した)の独裁者たちと発想が同じだと思いますね。
公共の場で、喫煙者に ”そのタバコを止めてくれ” と言うのも言われるのもマナーの範囲で許される交渉事だと思いますが、こうして過去の事実までも消し去ろうというのは、歴史に対するテロだと言われても仕方がないでしょう。
まずこれは米国の記念切手。
ロバート・ジョンソンというブルースやロックの世界では伝説的なミュージシャンの記念切手なのですが、右がオリジナル。左が切手。
ロバート・ジョンソンの写真は、2枚しか残っていないんですよ。
その貴重な写真をこのように改変するとは...
ジャクソン・ポロックの制作風景を切手にしたものですが、これもくわえタバコが消されています。
これはフランスの映画監督ジャック・タチの代表作「ぼくの伯父さん」シリーズに登場するユロ氏。
ユロ氏というと、パイプを加えた姿が有名で、太った風貌と帽子、それとパイプのシルエットで誰もがユロ氏と分かるほどです。
それが、映画ではデジタル処理され、パイプが風車のおもちゃになっています。
なんじゃこれは? ですね。
最後は英国の元首相ウィンストン・チャーチル。
彼も葉巻姿が有名ですが見事に修正されています。
このままいくと、いつかビートルズのアビー・ロードからもタバコが消されるんでしょうか。
そうなる前に、こういう奴等をなんとかしなくちゃならないですね。
だいぶすすんどりますな。
まあ、喫煙者がこれほどまで
「人前での喫煙」に固執しなかったら
つまり、立派な、自立した
「大人の趣味人」であったなら、
煙草は個人の趣味として正しく認知され
このような暴走は起こらずに済んだだろうね。
さらに原因をたどると、
利益優先で、
顧客ジャンキー化の単なるニコチン吸入マシンにまで
煙草を貶めた、最近の煙草会社の全責任でしょう。
まあ、これもまた、個人の責任において、
修正前のものが見ることができれば
まだ救いはありますがね。
by スモコロ爺 (2011-09-09 00:03)