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今夜2号機の二重扉を開放へ・・ [サイエンス]

今夜6月19日の20時に、東電福島第一原子力発電所2号機の二重扉が開放されます。

東京電力のプレスリリース

原子炉建屋内部の湿度が高くて作業に支障を来たすので、扉を開け内部の水分を含んだ空気を放出するのが目的です。

が、当然空気中の放射性物質が付着したダストも盛大に放出されることになります。
保安院の試算によると約18億ベクレル。まっ、保安院の試算なんで例によって低め方向に間違っていると思います(笑
ほとぼりが冷めた頃に「すいません、試算間違っていました。実は☓☓京ベクレルでした」と言うに3000点w
18億という試算の桁だけでも合っていることを祈るばかりですね。

ちなみに、放出予定時間帯の現地の風向きは東風。海から内陸方向に吹いていると予想されています。
また太平洋上の高気圧の影響で21日の風向きは東南(つまり南関東方面)。おまけに前線の影響による降雨も予報されていますね。

あまり煽るつもりはないけど、これから数日間の外出にはいろいろ気をつけた方が良さそうです。
  • 外出は控えて窓は開けない
  • 外出の際はマスク着用
  • マスクは外から帰って来たら玄関の外でビニール袋に入れるか外側を内側に折り曲げて捨て、絶対に再使用しない
  • 外出後は玄関の外で服と髪の毛も埃落とすみたいにパタパタする
  • 家に入ったらすぐに手洗いとうがい
  • 放射性物質は髪の毛に吸収されやすいから特に子供には帽子
という話もあるようですし・・・

はぁ、しかしこんなことがいつまで続くのか・・


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7月1日からテレビはこうなる! [その他]

今の地上波テレビは7月24日をもってアナログ放送が完全に終了しデジタル放送に切り替わります。
ただし東日本大震災で大きな被害を被った岩手、宮城、福島の3県では当分の間アナログ放送が継続されます。

311以前から本当にアナログ停波を強行するのか疑問視する向きもあり、311以後は延期した方が良いのではないかという論調もあったのですが、あれだけ盛大にデジタルTVを売ってしまったこともあり、またアナログとデジタルのサイマル放送を続けることは経営的もキツいというテレビ局(特に地方局)の事情もあって予定通りに7月24日停波することになりました。

アナログ電波送信が停まるのは7月24日で決まりなのですが、そこに至るまでの移行期間をどうするかこれまた議論があったのですが、残り1ヶ月強の今日6月17日に詳しい移行スケジュールが決定、発表されました。

NHKの技術情報「◆7月1日以降の“アナログ放送画面を通じた特別周知”について

これによると、7月1日から画面の左下に「アナログ放送終了まであと○○日」というスーパーが常時表示されるようです。
また青い画面の「お知らせ」が定期的に挿入されるようです。

そして7月24日12:00時にはアナログ放送がすべて終了し、テレビ画面には青い画面の「お知らせ」が常時表示され、その状態がアナログ電波が停まるまで継続します。
いちおう7月25日0:00時でアナログ電波が停まり、それ以降はアナログテレビには砂嵐しか映らなくなります。
ただ電波が停まるのは正確に25日0:00時ではなく、各テレビ局毎に多少時間が前後する場合があるようですね。

この7月1日からスーパーが挿入される、逆に言えば通常放送は6月30日までというのは意外と知られていないようです。
7月1日になってからTVを視てビックリしないよう、早めにデジタルTVに買い替えておきたいです。

うちは既にデジタル化しちゃったので、せっかくスーパー入れてもらっても視ることが出来ないんだよなぁw


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米ネブラスカ州で原発が水没! [サイエンス]

なんと、アメリカのネブラスカ州にある原子力発電所が洪水により水没。レベル4になろうかという状況のようです。

Airspace Over Flooded Nebraska Nuclear Power Plant Still Closed」(英文)

 まず6月7日に火災が発生し、使用済み燃料プールの冷却装置が90分間にわたり停止。この間に冷却水が沸騰し燃料棒が露出したようです。

そして先週からのミズーリ川の氾濫により現在このフォート・カルホーン原子力発電所は水没中。
半径2マイル(約3.6Km)圏内上空は飛行禁止にもなっています。
また、この原発はオマハ市(人口約100万人)から車で20分ほどの距離にあるようです。
ただ幸いなことに燃料交換中でもあったので、原子炉内には燃料がないようです。
そして専門家たちは施設は水没しているが肝心な場所には冠水していないという希望的観測をしているようでもあります。

なんだかなぁ。発生確率が極めて低い事象は続けて起こりがち(ポアソン分布に従うので)。
とはいえ、福島原発に続いてネブラスカでも。次にどこかで想定外の事故が発生してもおかしくないですよねぇ...
なんとか大きな被害にならず収束して欲しいものです。

それにしても、一億総原発評論家と化している日本人からみると、

・原子炉に燃料はなくて、燃料プールの冷却が停まったのか。4号機と同じだね。
・水没してるということはもしかして川に放射性物質が漏出してるの? 太平洋に流しているのと同じだね。
・車で20分のところに大都市が? 福島よりヤバいじゃん!
・専門家は冠水してないから大丈夫と? いたいた、日本にも大丈夫と言い張る専門家がw

という感じで、どういう状況かおおよそ見当がついてしまって、これはこれで悲しいです。 


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授業参観週間 [学校生活2年生]

今週は月曜日から金曜日まで「授業参観週間」でした。
要するに授業参観なんですけどね。
保護者がいつでも好きな日時に学校へ行って授業の様子を見ることが出来ます。

学期毎に1週間の授業参観期間が設けられているのですが、最初の1回だけ行って後は放置です。
高校生にもなって授業参観もなかろうと思うので、ムスコには「行くかもしれない」と言って緊張感だけは植え付けておいて実際には行くつもりもないという(笑

まぁたぶん見ても面白いものじゃないですしね。
今は登校時に携帯電話を学校に預けることになっているので授業中に携帯を弄っている生徒もいないだろうし、ゲームをやっている生徒もいないだろうし。あっ寝ているヤツは絶対いると思いますが。
フツーの高校の授業風景だと思って間違いないと思われます。

 


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SPEEDI のデータが「見つかった」 [サイエンス]

「放射性物質の拡散予測、新たに公表漏れ615件」

記事の記述を引用すると
放射性物質の拡散予測を行う国のシステム「SPEEDI(スピーディ)」の未公開データが、新たに615件見つかった

えーっと・・・
「見つかった」というのは要するに未公表だったということですね。
10件615枚のデータが未公表だったと。

以前から指摘されていることですがSPEEDIのデータが適切に公開されていれば、わざわざ汚染された地域へ避難することもなく、余計な被ばくを減らせたかもしれないのにですよ。

もう国の不作為どころか刑事告発する人が現れても不思議じゃない状況になってきてますね。



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ワイヤード日本版 [コンピュータ]

6月10日金曜日、待望の復活したWIRED(ワイアード)日本版が発売になりました。

米国のWIREDは、ほぼ発刊当時から本国から定期購読していたし、最初の日本版も愛読していた雑誌。
いったん休刊になったものの、かつての日本版や今も続く本国版とほぼ同じテイストの内容で非常に満足です。

以前の日本版の編集長だった小林弘人(コバヘン)氏が必読書50に寄せていた文章を引用すると
ワイアード文化は、この『ホール・アース・カタログ』の系譜に連なる。それは、巨視的な視点で世界を理解し、テクノロジーが形成するライフスタイルやコミュニティ、それらを包含する社会と未来を考えようというものだ。カウンターカルチャー色も強く、中央集権より分権、占有よりも共有、ガチガチの規範より自由を愛す。

西海岸のテクノロジー系カウンターカルチャー、サブカルチャーのまさに本流の雑誌です。
好むと好まざるに関わらず、好き嫌いに関わらず、避けて通れない潮流であるので、現代人必読の雑誌だと思います。

ただ地方では扱っている書店が少ないので、Amazonなどの通販あるいは定期購読がベターかもしれません。
ちょっと大きめな書店あるいは気の利いた書店を探せば見つかるとは思いますが。


WIRED (ワイアード) VOL.1 (GQ JAPAN2011年7月号増刊)

WIRED (ワイアード) VOL.1 (GQ JAPAN2011年7月号増刊)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: コンデナスト・ジャパン
  • 発売日: 2011/06/10
  • メディア: 雑誌
Whole Earth Discipline: An Ecopragmatist Manifesto

Whole Earth Discipline: An Ecopragmatist Manifesto

  • 作者: Stewart Brand
  • 出版社/メーカー: Viking Adult
  • 発売日: 2009/10/15
  • メディア: ハードカバー

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村上春樹のカタルーニャ国際賞スピーチ [その他]

作家の村上春樹氏がスペインのカタルーニャ国際賞を受賞した際の、受賞スピーチが話題になっています。

全文は毎日新聞のサイトに掲載されていますね。


読んでもらえば判るとおりの反核スピーチです。

カート・ヴォネガット言うところの作家=カナリア論として、彼のように感じることをきちんと言葉としてメッセージとして作品として発して行くことは非常に重要だと思います。
下衆な見方で申し訳ないけど、今回の震災とこのスピーチそして昨年のエルサレムでのスピーチもあり、今年のノーベル文学賞の最有力候補は村上春樹ではないでしょうか。

ただぶっちゃけ私は村上春樹ってカート・ヴォネガットの影響が強すぎるんじゃないかぁと思ってます。
昔の作品はヴォネガットやジョン・アーヴィングとどう違うんだと思ったし、それならオリジナルを読めば良いわけで、実際最近の村上春樹はまったく読んでませんw
エルサレムでのスピーチも今回のスペインでのスピーチも、正直ヴォネガットだったらこう言うだろうなぁということを日本語で言っているみたいだし、ヴォネガットだったらもっと万人が納得いくスピーチをしてくれたんじゃないかぁとも。
まぁ贔屓の引き倒しで村上春樹ファンの方には申し訳ないですが。



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チャイナ・シンドローム [映画]

それにしても、この「チャイナ・シンドローム」という言葉がジョークでもなくSFでもなく、現実として語られる日が来るとは。

既に圧力容器を溶融した燃料が貫通し格納容器の底に溜まっているのは確実。
常時ではないけど条件が満たされたときに時々再臨界している可能性も10%くらい?

私たちのようにこの映画をリアルタイムで観た世代、あるいはその後のTV放映(かなり端折ったバージョン)で見た人にとっては、「メルトダウン」という言葉から想起するのは「チャイナ・シンドローム」。
高熱の燃料が地盤を突き抜け、地球の反対側まで行ってしまう光景ですね。
もちろん実際にはそんな地球の反対側まで突き抜けることはあり得ず、一種のジョークなんですが、でも強烈なイメージです。

この映画は1979年、アメリカでは ”No Nukes”運動が盛り上がっている頃に制作されたもので、原子力技術の危険性、安全より利益優先の企業体質など示唆に富む場面多いです。
今の日本との一番の違いは・・ジャーナリストがちゃんと仕事していることかな?(笑

NHK以外で完全版が放映されたことはないと思うので、DVDでもう一度見直してみたいですね。


チャイナ・シンドローム コレクターズ・エディション [DVD]

チャイナ・シンドローム コレクターズ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD

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「東電の不作為は犯罪的」 [サイエンス]

"「東電の不作為は犯罪的」IAEA元事務次長一問一答"

いやはや。
IAEAといってもそんな高尚な組織ではないし、このインタビューにしても自分がビジネスできなかったから、あるいは東電に受けた扱いに憤慨しての私怨も多少混じっている気がしないでもないですが。

それにしても
「特に、東電の不作為はほとんど犯罪的だ」
とか言われてはねぇ。

「費用は300万~500万ドルで済む」工事すら「東電は巨大で、すべてを知っていると思い込んでいた。神様のように尊大に振舞った。」という態度で無視したとか。

今日も4号機の内部写真が(今頃になって)公開されているし、そもそも北米大陸での竜巻被害を想定して発電機を半地下に設置した設計をそのまま踏襲したなんて話が出てきたし、まったく話のネタが尽きません。

もっとも時間が経つにつれ、新聞やTVなどに出てくるニュースが一種の情報戦の様相を呈していて、原子力サークルの実行部隊である東電に責任を被せようとするこのような記事(なにせ産経新聞だし)もあれば、責任を政府に押し付けようとする東電側からのリークがあったりとか、どのニュースも半分疑ってかからないといけないですね。



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WWDCで発表される4つのもの [Apple]

Appleが6月6日のWWDC(World Wide Developer Conference)での基調講演の内容をリリースしています。

Appleが事前にこんなに詳しく基調講演の内容を発表するのはもしかしたら初めてかもしれないですね。
少なくともギル・アメリオCEO(とエレン・ハンコックCTO)時代以降はなかったように記憶しています。

で、その内容は
  • Mac OS X 10.6 Lion
  • iOS 5
  • iCloud
どれも既定路線ではありますが、iCloudについては未だまだ不明な点が多いですからこの辺りがポイントかなぁと。
あとはリリース日ですね。
iOS 5はiPhone 4Sと同時期になるでしょうし、Lionも夏以降でしょうし。
iCloudだけは即日ローンチになるかもしれません。

そして4つ目は基調講演にスティーブ・ジョブズも登壇すると発表されています。
単にプレゼンテーターとしての登場でなく、職場復帰も発表してくれると嬉しいですね。


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